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女性が喫煙する様子

喫煙がインプラント治療に与える影響とは?治療前後に知っておきたい注意点

歯のコラム 2026/07/11

こんにちは。久喜市南栗橋、東武日光線「南栗橋駅」より徒歩12分にある歯医者「南栗橋歯科クリニック」です。

インプラント治療を検討している方のなかには「喫煙していても治療を受けられるのだろうか?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

インプラントを長く使い続けるためには、治療を受ける前に知っておきたいことがあります。正しい知識を身につけておくことで、治療への不安を減らし、納得したうえで治療に臨みやすくなります。

この記事では、喫煙がインプラント治療に与える影響やインプラントを長く使い続けるためのポイントについて解説します。インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療とは

インプラント治療のイメージ

インプラントは、歯を失った部分を補う治療方法の一つです。歯を失った部分のあごの骨に人工歯根であるインプラント体を埋め込み、その上に人工歯を取り付けることで、歯の見た目や噛む機能の回復を目指します。

インプラントはブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要がありません。また、あごの骨に固定されるため、入れ歯と比べて安定しやすく、食事や会話をしやすい点もメリットです。

インプラント体には主にチタンが使用されており、時間の経過とともにあごの骨と結合することで、しっかりとした安定性が得られます。

ただし、治療を受けたあとも良い状態を維持するためには、毎日のセルフケアや歯科医院でのメンテナンスを継続することが大切です。

また、全身の健康状態や生活習慣は、治療後の経過にも関わります。そのため、喫煙習慣がある方は、事前に歯科医師へ相談し、自分の口腔内や全身の状態を確認したうえで治療を進めることが重要です。

喫煙がインプラント治療に与える影響

傷の治りが遅く痛みを感じる女性

喫煙は、インプラント治療にさまざまな悪影響を及ぼすことが知られています。ここでは、代表的なリスクについて詳しく解説します。

傷の治りが遅くなることがある

インプラント治療では、歯ぐきを切開してインプラント体を埋め込む手術を行います。そのため、術後は傷が順調に治ることが大切です。

たばこに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、手術部位への血流を低下させます。血液は酸素や栄養素を運ぶ役割を担っているため、血流が低下すると傷の修復に必要な酸素や栄養素が十分に届きにくくなります。

その結果、傷の治りに時間がかかったり、術後の腫れや痛みが長引いたりすることがあるのです。

インプラント体と骨が結合しにくくなることがある

インプラント治療では、埋め込んだインプラント体とあごの骨がしっかり結合することが重要です。この結合はオッセオインテグレーションと呼ばれ、インプラントを安定して支えるために欠かせません。

喫煙によって血流が低下すると、骨の代謝にも影響を及ぼします。また、ニコチンなどの影響により、骨を作る細胞の働きが弱まることが報告されています。その結果、インプラント体と骨の結合が十分に得られない可能性があります。

インプラント体と骨がしっかり結合しないと、十分な安定性が得られず、インプラントが脱落する原因になることがあるのです。

インプラント周囲炎のリスクが高まる

喫煙は免疫機能に影響を及ぼし、細菌に対する抵抗力を低下させると考えられています。また、血流が低下すると歯ぐきからの出血など炎症のサインが現れにくくなるため、異常に気付きにくい場合があります。

こうした影響により注意したいのが、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こり、進行するとインプラントを支えるあごの骨が失われる病気です。

初期には歯ぐきの腫れや出血などがみられますが、痛みを感じることが少なく、気付かないうちに進行することがあります。さらに骨の吸収が進むと、インプラントが脱落することもあるのです。

インプラント周囲炎は天然歯の歯周病と似た病気ですが、一度進行すると治療が難しくなることがあります。そのため、毎日のセルフケアに加え、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが大切です。

インプラント治療後であれば喫煙しても大丈夫?

インプラント治療後であれば喫煙してもいいのか考える女性

インプラント治療が終わったからといって、喫煙の影響がなくなるわけではありません。

手術後は、傷が治るとともに、インプラント体とあごの骨が結合していく大切な期間です。この時期に喫煙をすると、血流が悪くなることで傷の治りや骨との結合に影響を与える可能性があります。

また、インプラントを長く使い続けるうえでも喫煙には注意が必要です。喫煙はインプラント周囲炎のリスクを高めることが報告されており、インプラントを支える骨や歯ぐきに悪影響を及ぼす可能性があります。

インプラントを少しでも長く良い状態で使うためには、禁煙に取り組むことが大切なのです。

喫煙者がインプラントを長持ちさせるためのポイント

禁煙に取り組むイメージ

喫煙習慣がある方でも、日頃の取り組みによってインプラントを良好な状態で維持できる可能性があります。ここでは、意識したいポイントをご紹介します。

禁煙や減煙に取り組む

インプラントを長く良い状態で使うためには、禁煙に取り組むことが大切です。

喫煙を控えることで、傷が治りやすい環境が整いやすくなるほか、インプラントを支える骨や歯ぐきへの負担を減らすことにもつながります。また、インプラント周囲炎のリスクを抑えるうえでも禁煙は重要です。

すぐに禁煙することが難しい場合は、禁煙を目指す第一歩として喫煙本数を減らすことから始める方法もあります。一人で続けることが難しいときは、禁煙外来に相談しながら取り組むのもよいでしょう。

毎日のセルフケアを丁寧に行う

インプラントはむし歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきやあごの骨は細菌の影響を受けます。そのため、天然歯と同じように毎日の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。

歯ブラシだけでは、歯と歯の間やインプラントの周囲に汚れが残ることがあります。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシも取り入れて清掃することが大切です。

磨き残しが続くと細菌が増え、インプラント周囲炎を引き起こす原因になります。インプラントを長く使い続けるためにも、毎日しっかりセルフケアを行いましょう。歯磨きの方法や清掃用具の選び方に迷ったときは、歯科医院で自分に合ったケア方法について相談することも大切です。

定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける

インプラントを長く使うためには、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることが大切です。

メンテナンスでは、歯ぐきの状態や噛み合わせを確認し、専用の器具でふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを取り除きます。自分では気付きにくい変化を早い段階で見つけられることも、定期的に通院するメリットの一つです。

喫煙習慣がある方は、歯ぐきの炎症に気付きにくい場合があります。症状がないからといって自己判断せず、定期的に口腔内をチェックしてもらうことが大切です。毎日のセルフケアと歯科医院でのメンテナンスを続けることが、インプラントを長く良い状態で使うためのポイントです。

まとめ

インプラント治療の説明をする歯科医師

喫煙は、インプラント治療の経過や治療後の状態にさまざまな影響を及ぼすことが知られています。

しかし、喫煙習慣があるからといって、必ずしもインプラント治療を受けられないわけではありません。

大切なのは、喫煙によるリスクを理解したうえで、禁煙や減煙に取り組みながら、毎日のセルフケアと歯科医院でのメンテナンスを続けることです。こうした積み重ねが、インプラントを長く快適に使うことにつながります。

インプラント治療を検討している方や喫煙習慣がある方は、治療前に歯科医師へ相談し、喫煙による影響や治療中・治療後の注意点について確認しておきましょう。

インプラント治療を検討されている方は、久喜市南栗橋、東武日光線「南栗橋駅」より徒歩12分にある歯医者「南栗橋歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では、「治療の見える化」を大切にし、画像を用いた丁寧な説明と治療計画で患者さまに納得していただきながら治療を提供しています。一般歯科だけでなくホワイトニングや矯正治療にも注力しながら、「笑顔の創造」を理念に久喜市南栗橋で口元の美しさと健康を支えています。

当院のホームページはこちらLINE予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

■この記事の監修者

志水 大地

経歴
  • 2007年3月 明海大学歯学部歯学科 卒業
  • 2007年4月 獨協医科大学医学部口腔外科学講座 臨床研修医
  • 2009年4月 獨協医科大学医学部口腔外科学講座 レジデント
  • 2011年3月 獨協医科大学医学部口腔外科学講座 退職
  • 2011年4月 医療法人社団康進会 沢歯科クリニック 勤務医
  • 2015年3月 医療法人社団康進会 沢歯科クリニック 退職
  • 2015年4月 医療法人隆聖会 吉見歯科春日部診療所 院長就任
  • 2017年2月 医療法人隆聖会 吉見歯科·口腔外科クリニック 院長就任
  • 2018年6月 医療法人隆聖会 退職
  • 2018年11月 南栗橋歯科クリニック 院長、開設管理者就任
  • 2021年4月 南栗橋歯科クリニックを法人化し、医療法人社団SDY 理事長就任
所属機関
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本口腔顔面痛学会

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