
前歯を入れ歯にするメリットとデメリット!選択肢や費用も
こんにちは。久喜市南栗橋、東武日光線「南栗橋駅」より徒歩12分にある歯医者「南栗橋歯科クリニック」です。
前歯は、会話や食事の際に最も目立つ部分であり、見た目や機能の面で非常に重要な役割を担っています。そのため、前歯を失うと、見た目の変化だけでなく、発音や食事など、日常生活にさまざまな影響が生じます。
治療法にはいくつかの選択肢がありますが、なかでも入れ歯は、費用を抑えながら機能を補える手段としてよく選ばれています。
この記事では、前歯を入れ歯にするメリット・デメリットや種類、費用などについて詳しく解説します。
前歯を入れ歯にするメリット

前歯の入れ歯には、機能性と審美性の両面でさまざまな利点があります。
短期間で機能を回復できる
入れ歯は、治療期間が短い傾向があります。型取りから装着まで通常は数回の通院で完了し、長期間の治療を必要としません。
仕事を休めない方や、早く歯を補いたいという要望がある方にとって、入れ歯は非常に実用的な解決策と言えるでしょう。短期間で治療が完了すれば、日常生活への影響も最小限に抑えられます。
費用を抑えられる
前歯の欠損を補う方法には、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどがありますが、そのなかでも入れ歯は費用を抑えやすい治療法です。特に、保険が適用される範囲の入れ歯であれば、数千円から1万円程度で作製できることもあり、経済的な負担を軽減できます。
一方、インプラント治療は1本あたり数十万円の費用がかかるのが一般的です。限られた予算でしっかりと見た目や機能を回復したい方にとって、入れ歯は現実的な選択肢といえるでしょう。
口元の見た目を自然に整えられる
前歯は顔の印象を大きく左右するパーツのひとつです。そのため、欠損したままの状態でいると、見た目にコンプレックスを抱えることもあるでしょう。
前歯の入れ歯は、周囲の歯や歯ぐきの色に合わせて作られるため、外見の違和感を抑えて自然な笑顔を取り戻すことが可能です。審美性を重視した入れ歯を選べば、装着していることを周囲に気づかれにくくなります。
他の治療法に変更できる
入れ歯は取り外し式であることから、将来的にインプラントやブリッジなどのほかの治療法に切り替えることが容易です。治療を検討している段階ではまず入れ歯を使ってみて、使い心地や生活への影響を確認しながら判断することも可能です。
前歯を入れ歯にするデメリット

入れ歯には多くの利点がある一方で、使用するうえで注意すべき点や不便に感じる部分もあります。ここでは、前歯を入れ歯にすることで生じる主なデメリットについて、具体的に解説します。
噛む力が天然歯よりも弱くなる
入れ歯の素材や構造の特性から、天然歯と比べて噛む力が弱くなる可能性があります。前歯で硬い食べ物を噛み切るときなどは、入れ歯がずれて噛みづらさを感じるかもしれません。
長期的に安定した噛み心地を保つためには、定期的な調整とメンテナンスが重要です。
装着時に違和感が出ることがある
入れ歯を装着した当初は、口腔内の異物感から外したくなるかもしれません。特に、レジン床の入れ歯は土台部分に厚みがあるため、舌の動きが制限されたり、発音しづらくなったりすることがあります。
また、食事の際に噛みにくさを感じる場合もあり、初めて使用する方は戸惑うかもしれません。ただし、これは一時的なものであり、多くの方が数日から数週間程度で慣れていきます。
見た目が不自然になることがある
保険診療で作られる入れ歯は、使用できる素材が決められているため、審美性に限界があります。見た目を重視する場合は、自費診療の入れ歯も検討する必要があるでしょう。
定期的なメンテナンスが必要
加齢とともに口内の状態は変化していきます。歯茎が退縮してきたり顎の骨が痩せてきたり、歯並びが変わってきたりするのは、自然な変化の一つです。このため、入れ歯が少しずつ合わなくなってくることがあります。
このズレを放っておくと、外れやすくなったり、噛みにくさを感じたりすることがあるため、定期的に歯科医院でチェックを受ける必要があります。
また、入れ歯は毎日の正しいお手入れが欠かせません。汚れや細菌がたまったまま使い続けると、口臭や炎症の原因になることもあります。入れ歯を快適な状態に保つには、定期的な調整と丁寧なお手入れが大切です。
前歯の入れ歯の選択肢と費用

前歯の入れ歯には、見た目や装着感などを考慮して複数の種類があり、選ぶタイプによって費用も大きく異なります。ここでは、代表的な選択肢とその費用の目安について解説します。
保険診療の入れ歯
保険診療の入れ歯は、国の公的医療保険制度のもとで作られる入れ歯です。素材や構造に制限はありますが、自己負担額を抑えることができるのが大きな特徴です。
多くの場合、レジン(歯科用プラスチック)でできた総入れ歯や部分入れ歯が使用されます。前歯の場合でも、レジン製の入れ歯が使用され、3割負担の方であれば5,000円〜1万円程度で作ることが可能です。
保険の入れ歯は費用を抑えやすい反面、金属のバネ(クラスプ)が見える場合があり、審美性の面で満足できないこともあるかもしれません。また、使われる樹脂は耐久性がやや劣るため、破損や変形が起こりやすいこともあります。
自費診療の入れ歯
自費診療の入れ歯は、より自然な見た目や快適さを重視したい方に選ばれています。使用する素材や設計に制限がなく、患者さまの希望や口腔内の状態に合わせて自由に作ることができるため、仕上がりの精度が高いのが特徴です。
以下に代表的な自費診療の入れ歯の種類を紹介します。
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネ(クラスプ)を使用せず、歯ぐきに近い色の樹脂で支える部分入れ歯です。見た目が自然で違和感が少なく、入れ歯を装着していることを気づかれにくい点が大きな魅力です。装着感もやわらかく、金属アレルギーの心配がないのも特長です。
ただし、修理や調整が難しく強度がやや劣るため、長期使用には注意が必要です。費用の目安は15万円〜50万円程度です。
シリコン義歯
シリコン義歯は、歯ぐきと接する部分にやわらかいシリコン素材を使用した入れ歯です。この構造により、装着時の痛みや圧迫感を大幅に軽減でき、特に歯ぐきが敏感な方に人気があります。また、柔軟性があるので外れにくく、会話や食事もしやすいでしょう。
ただし、シリコン素材は吸水性が高いため、変色したりにおいが付着しやすかったりすることがあります。費用は30万円〜50万円程度が目安です。
マグネット義歯
マグネット義歯は、磁石の力を利用して入れ歯を固定するタイプの入れ歯です。歯根やインプラントに磁性体を取り付け、入れ歯側に内蔵された磁石で固定します。強力に固定でき、見た目もすっきりと仕上がるため、審美性と機能性の両面で高い評価を受けています。
費用相場は30万円〜70万円ほどとなります。
金属床義歯
金属床義歯(きんぞくしょうぎし)とは、口の中の粘膜に触れる部分の一部に金属を使用して作られた入れ歯のことです。金属は非常に薄く加工できるため、装着したときの違和感が少ないことが特徴です。
金属なので熱も伝わりやすく、食事のおいしさを感じやすいこともメリットでしょう。また、強度が高く変形しにくいため、長期間快適に使うことができるのも大きな利点です。
一般的には30万円〜50万円前後が費用の相場とされています。
入れ歯以外の前歯を補う方法

失った前歯を補う方法は入れ歯だけではありません。ここでは、他にどのような治療方法があるのか、代表的な選択肢を2つ紹介します。
ブリッジ
ブリッジは、失った歯の両隣にある歯を土台として削り、その上に連結した人工歯を被せて固定する治療法です。固定式のため装着中に動くことがなく、噛み心地も自然に近いのが特徴です。
ただし、健康な歯を大きく削る必要があるため、その部分の寿命を縮めてしまうリスクがある点は理解しておくべきでしょう。主に1本から2本程度の欠損に適応される治療法で、保険が適用される場合もあるため、コスト面でも選びやすい方法といえます。
1本の欠損であれば、保険適用のブリッジの場合は1万円〜3万円程度が費用の目安です。
インプラント
インプラントは、顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。見た目は自然で、しっかり噛める機能性も高いのが大きな特長です。両隣の歯を削る必要がなく、周囲の歯に負担をかけない点もメリットです。
ただし、手術が必要であり、治療期間は3ヶ月〜1年程度と長期にわたります。顎の骨が十分にない場合には骨造成などの追加処置が必要になることもあります。また、費用は保険が適用されないため高額になる傾向があります。
まとめ

前歯を入れ歯にするという選択は、見た目や噛む機能を取り戻すうえで有効な治療法のひとつです。治療期間が短く経済的な負担も抑えやすい一方で、装着時の違和感や噛む力の弱さといったデメリットもあります。
使用する素材や固定方法によって費用や見た目、使い心地が大きく異なるため、自分のライフスタイルや希望に合わせた入れ歯を選ぶことが大切です。入れ歯だけでなく、ブリッジやインプラントといった他の治療法も選択肢としてあるため、歯科医師と相談しながら自分に合った方法を見つけましょう。
前歯の入れ歯治療を検討されている方は、久喜市南栗橋、東武日光線「南栗橋駅」より徒歩12分にある歯医者「南栗橋歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院では、「治療の見える化」を大切にし、画像を用いた丁寧な説明と治療計画で患者さまに納得していただきながら治療を提供しています。一般歯科だけでなくホワイトニングや矯正治療にも注力しながら、「笑顔の創造」を理念に久喜市南栗橋で口元の美しさと健康を支えています。
当院のホームページはこちら、LINE予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

■この記事の監修者
志水 大地
経歴
- 2007年3月 明海大学歯学部歯学科 卒業
- 2007年4月 獨協医科大学医学部口腔外科学講座 臨床研修医
- 2009年4月 獨協医科大学医学部口腔外科学講座 レジデント
- 2011年3月 獨協医科大学医学部口腔外科学講座 退職
- 2011年4月 医療法人社団康進会 沢歯科クリニック 勤務医
- 2015年3月 医療法人社団康進会 沢歯科クリニック 退職
- 2015年4月 医療法人隆聖会 吉見歯科春日部診療所 院長就任
- 2017年2月 医療法人隆聖会 吉見歯科·口腔外科クリニック 院長就任
- 2018年6月 医療法人隆聖会 退職
- 2018年11月 南栗橋歯科クリニック 院長、開設管理者就任
- 2021年4月 南栗橋歯科クリニックを法人化し、医療法人社団SDY 理事長就任
所属機関
- 日本口腔インプラント学会
- 日本口腔顔面痛学会


