歯医者さんの麻酔は痛くない？

こんにちは

南栗橋歯科クリニック院長の志水です。

先生「〇〇さん、今から麻酔しますね」
患者様「先生！決心して来ましたから早くおねがいします！」
先生「〇〇さん　もうとっくに終わってますよ。安心してくださいね」

嘘のような本当の話です。
歯医者さんで不安なことはたくさんあると思います。
先日も少しお話ししたように最近の歯医者さんは、患者様の不安をとり除くように色々と工夫をしています。

私がこれまで経験してきた実際にあった出来事です。

少しオーバーに話していると思われがちではございますが、このような「痛くない」というやりとりは何度もございました。

その一つに麻酔の痛さへの対応があります。良く耳にするのが「無痛」という言葉ではないでしょうか？「無痛」や「無痛治療」という言葉がいいのかどうかは少し疑問がありますが、患者様に分かり易くするために使われています。

第１番はやはり歯科医師の麻酔の知識と技術が大変大事です。どのような部分にどのような角度でどのような速度で麻酔をするのが一番患者様にとって痛くなく、ちゃんと効くのかを理解し、実践できる技術が必要です。南栗橋歯科クリニックでは2名の経験豊富な歯科医師が在籍しますので、技術の水準を保つよう、いつもディスカッションを重ねております。

２番目は麻酔をする前の麻酔薬があります。これは麻酔薬の成分の入った物を塗ったり貼ったりするので痛くありません。一般的には表面麻酔と呼ばれています。実はここにも秘密が隠されています。どの様にすれば麻酔薬が効くのか？長年の研究や経験が大変大切です。種類もバナナやイチゴの味がするものなど数十種類はあると思いますが、すべての中から一つを使用しております。

３番目は歯科用注射針などの歯科医療器具に秘密があります。
皆さんは歯科用注射の針にどのくらいの種類があると思われますか？
まずは太さです。２５　２７　３０　３１　３３G（ゲージ）の太さがあり数字が大きくなれば針の太さが細くなります。
そして長さです。ショート（S)　ロング（L)　エクストラショート（ES）この３種類が一般的です。
さらに、歯科用注射針を製造しているメーカーがあります。良く耳にするのが「テルモ」とか「ニプロ」がテレビのコマーシャルでおなじみかもしれません。他にも「デンツプライ」　「ヘレウスクッルツアー」「デントロにクス」「デントクラフト」「白水貿易」など掛け算をすると太さ５種類×長さ３種類×メーカー７社＝１８５種類（他にもありますが代表的なものとして）これほどの種類があります。それぞれに用途がありますが私たちは一番細い３３Gで一番短いエクストラショート（ES)のものを使用しています。いろんな研究や裏付けまた経験によりこれが患者様にとって現時点では最適と判断し採用しています。

このように南栗橋歯科クリニックでは「麻酔」に対してあらゆる方面から検証し、患者様に不快な「痛み」の軽減に努めています。

先生「今から麻酔しますね。」
患者様「先生！早くおねがいします！」
先生「もうとっくに終わってますよ。安心してくださいね。」

こんなコントのようなやり取りが見られるのは、我々歯医者さんを立ち上げる立場の人間にとってはうれしいことです。

このようなことを患者様におっしゃて頂くような歯科医院となるべく、現在準備を進めております。

6/2の開院まで今しばらくお待ちいただければ幸いです。