歯科検診の重要性 Vol.2～歯周病は怖い～

こんにちは

久喜市の南栗橋歯科クリニック、院長の志水大地です。

前回よりお伝えしております定期健診の重要性ですが、2回目からは少し詳しくお伝えしようと思います。

 

皆さんは歯を失う原因の第1位は何だと思われますか？

 

実は歯を失う原因の約40％は歯周病です。虫歯が30％強。歯が折れて失うのが10％強、その他が13％弱です。

前回、日本人の成人の約70％が歯周病とお話しましたが、歯を失う原因の第1位である歯周病がそんなに多いのは何故でしょう？

もうお分かりですね。歯科検診の受診率が悪いからです。

 

皆さんは歯が痛くなったら歯医者に行かれると思います。

では、なぜ歯周病になったことに気づかないのでしょうか？それは歯周病という病気は痛みの症状が出にくいからです。

 

 

歯周病は歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎と進行していきますがその途中に痛みなどの自覚症状が殆どなく、気づいた時にはすでに手遅れになることが多いのです。

歯周病という病気は歯茎の病気です。進行すると歯を支えられなくなり最後には抜け落ちてしまいます。

更に、最近では歯周病といろいろな病気の関係が言われています。

 

l  狭心症・心筋梗塞

l  脳梗塞

l  糖尿病

l  低体重児早産

l  誤嚥性肺炎

l  骨粗鬆症

l  関節炎・腎炎

l  メタボリックシンドローム

 

などがあげられています。

 

では歯周病はどうしたら予防できると思いますか？

 

勿論定期的な歯科検診です！

歯周病の原因である細菌は毎日の歯磨きでも予防できますが、ご自身での歯磨きにはやはり限界があります。

そんなときに力強い味方になってくれるのが、歯科医師や歯科衛生士です。

特に歯科衛生士は歯周病の専門家といってもよいでしょう。

専用の機械や器具で歯と歯の間や歯茎の隙間などに住み着いた歯周病菌を徹底的に除菌し、残念ながら歯周病に罹ってしまった患者様は治し、そうでない方はかからないようにしっかりと予防処置を行います。

ずいぶん昔にリンゴをかじって歯茎から血が出たら歯周病ですというCMがありました。大切な歯、歯周病で失わないためにも定期的な歯科検診を受けましょう！

 

 

前回のブログでもお話しましたが、このブログをご覧になった方の周りの大切な方が最近歯医者に行ったことがないとすれば、かなり危険です。

すぐに歯科検診に行くように勧めてあげてください。

大切な方と長く健康で素敵な生活を送るためにも、宜しくお願いいたします。

 

久喜市の南栗橋歯科クリニックでは随時、定期健診を行っております。

お気軽にお声掛けください。